Dancing with an Angel

言葉を見つける追いかけるつかまえる

持っててよかった YMO BOOK

YMO BOOK

本棚にありました。「YMO BOOK」。

学研が出していた雑誌「サウンドール」の、今で言うとムックですね。

1983年4月発行と書いてありました。

当時、サウンドールを毎月買っていたと思うのですが、

洋楽の雑誌だったのか、よく思い出せません。

「ジャパン」のマンガが載っていたのはこの雑誌だったかなあ。

この頃は、他にも

バロックとか、ミュージックライフ、

ロッキングオンなども買っていました。

YMO BOOK」は、

YMOが好きで買ったというよりは

デヴィッド・シルヴィアンが載っていたから買ったのかもしれません。

YMO BOOK

で、当時はスルーしていた記事···。

今回、初めて読んだような気がします。

映画『戦場のメリークリスマス』の

撮影秘話みたいなのが日記風に書いてあります。

ボウイさんがすごく気さくでよく笑うひと、

みたいに書いてあって意外でした。

たけしの冗談にボウイが爆笑

とか、なんだかいいひとっぽいけど···。

気い遣いでサービス精神旺盛で、あとでどっと疲れるタイプなのか、

ただの天然なのか、

どっちだろう?

この頃は、 

神経質そうなスターのオーラを振りまいて

取り巻き引き連れて、みたいなイメージしかありませんでした。

スター扱いしないで普通に付き合ってくれるひとたちには、

心許して、ごく普通に付き合うひとなのでしょう。

そういうところも、ボウイさんが「戦メリ」で演じたセリアズと重なってしまうのです。

やっぱり大島渚監督はボウイさんに当て書きしたんじゃないの?って

思ってしまいます。

余談ですが、

ボウイさんの1978年のツアーに参加していたギタリスト、エイドリアン・ブリュー

坂本龍一のアルバム『左うでの夢』(1981年)に参加していました。

レコーディングの写真もYMO BOOKに載っていました。

1978年12月の来日公演でも弾いていましたね。

間接的、直接的なつながりがありながら、

ボウイさんと坂本教授は、

音楽で共演することはなかったのですね。残念です。

これは、デヴィッド・シルヴィアンには悪いですが、

「禁じられた色彩」をボウイさんが歌っていたらどんな感じかなー

とか想像してしまいます。

曲と声の感じは合っていると思うのですが。

デヴィッド・ボウイ坂本龍一で「禁じられた色彩」というのは映画のストーリーとも合っているので、

是非、やってほしかったです。

こんなふうに、YMO BOOKを読むなんて思いもしませんでした。

本当に、持っていて良かったです。