Dancing with an Angel

言葉を見つける追いかけるつかまえる

David Bowie

戦場のメリークリスマス 4K 修復版

心がずしりと重いのは、昨日観た『戦場のメリークリスマス』のせいなのか、今日の個人的な出来事のせいなのか。 わからないけれど、観た感想を書けばこのもやもやの正体が少しはあらわになるかも。 映画館での大々的な上映はこれで最後らしく、しかも2週間と…

映画『ジョジョ ラビット』

ジョジョ ラビット やっと観ることができました。春に観る予定にしていたもののコロナ禍で映画館もクローズになり映画館で観るのはもう無理かなと諦めていましたが、再開後にまたやってくれましたキネマ旬報シアター!感謝です。 第二次世界大戦下のドイツで…

映画『BESIDE BOWIE - MICK RONSON STORY/ミック ロンソンの軌跡 』

映画『BESIDE BOWIE - MICK RONSON STORY/ミック ロンソンの軌跡 』を観てきました。 アルバム3枚分、約4年の間、タイトル通りDavid Bowie のかたわらにいたギタリスト、ミック ロンソンの生涯のストーリー。 私にはボウイとミック ロンソンの出会いよりも、…

David Bowie is : New York edition ボウイ展図録

ロンドンのVictoria and Albert Museumから届きました。 David Bowie isの図録は買わずにいたのですが、 やはり公式のものは手元に残しておきたいと思ったので思い切って買いました。 お安くはなかったのですが、実際届いてみたらそれ以上の価値があるものだ…

DAVID BOWIE IS @ ブルックリン美術館

6月6日にブルックリン美術館に『DAVID BOWIE IS』を観に行ってきました。 ニューヨークに着いた翌日だったので、ゆっくり起きて11時過ぎくらいに宿を出たと思います。 宿がブルックリンなので地下鉄で15分くらい。 最寄り駅のホーム。 美術館の名前がその…

フィラデルフィア デヴィッド ボウイゆかりの場所へ

はじめに… フィラデルフィアで撮った写真のデータをほとんど失ってしまいました…が、旧ブログのキャッシュがウェブ上にまだ残っていたので、そこからなんとか保存しました。オリジナルではないので画質がとても悪いです。 朝ニューヨークを出発して、ペンシ…

ニューヨーク デヴィッド ボウイゆかりの場所を歩く The Magic Shop Studio

デヴィッド ボウイが最後まで住んでいたアパート、 285 Lafayette Street を後にして ラファイエット通りを更に南下します。 アパートの1ブロック南にも、ボウイさんお気に入りのカフェがありました。 ボッテガ ファライ。 通りの反対側からだと、あまりよく…

ニューヨーク デヴィッド ボウイゆかりの場所を歩くNew York Theater Workshop

ストランド本屋はブロードウェイ沿いにあります。最寄り駅は、14 St-Union Sq です。 この通りをひたすら南下して、途中で4th Ave.~ラファイエット・ストリートへ入り、 更に南下してE.4th ST.に入り、Bowery Ave.と 2nd Aveの間のブロックに New York Thea…

上條淳士 「音楽の部屋」

5月28日に 漫画家の上條淳士さんの個展、「音楽の部屋」に行ってきました。 この日は上條先生のサイン会がありました。 スペース カイマンという、日本橋の路地裏にあるギャラリーです。 1階にあるダイニングバーも含めて、ワニマガジン社が経営しています。…

「An Evening with David Bowie Vol.1」吉村栄一氏 @千駄木Bar Isshee ②

①の続きです。 このイベントの一番のサプライズとは? スタイリストの高橋靖子さんがいらしていたのです。 通称“ヤッコさん”。 言わずもがなですが、ボウイのスタイリングを担当されたかたです。 そのあたりのお話は、高橋さんの著書『時をかけるヤッコさん…

「An Evening with David Bowie Vol.1」吉村栄一氏 @千駄木Bar Isshee①

5月6日(土) 千駄木のバー イッシーで開催された、 吉村栄一さんによるデヴィッド ボウイのトークイベントへ行ってきました。 吉村さん執筆の本付きです。 吉村さんと、デヴィッド ボウイの関わりについて、 改めて、著者略歴から抜粋してご紹介します。 “デ…

ボウイ展 ‘DAVID BOWIE is’ in Tokyo 2017/1/8ー4/9

‘DAVID BOWIE is’ in Tokyo 天王洲 寺田倉庫 2017/1/24 ‘DAVID BOWIE is’「ボウイ展」。 私にとって初めての鑑賞。 展示物とその情報量のあまりの多さに、状況を飲み込めず。 予想していた見学時間を大幅に上回り、時計を見てどっと疲れが出てしまい、 これ…

2つの最後のDavid Bowie is

渋谷Bunkamuraル・シネマで、 ドキュメンタリー映画『David Bowie is 』を観て、そのまま天王洲アイルへ移動して最後のボウイ展へ。 19時前に映画が終わり、渋谷の人波をかき分け急いで駅へ。 埼京線に乗り最終入場の20時前に到着。 この時間に行けて良かっ…

ボウイ展 感想

ボウイ展で気になった言葉を書いておきます。 この言葉で納得し、こんがらがっていた糸がほどけた感じ。 目に飛び込んで来た時、直感的にこの言葉だ。 と思ったような気がします。 “音楽はメッセージが被っている仮面だ つまり音楽はピエロで、パフォーマー…

『ラザルス』CD1 舞台サントラ感想①

舞台『ラザルス』のサントラ(スタジオ録音)の感想を書いておきます。 単純に楽しいです。 俳優の歌唱力に依る部分が大きいですが、 楽曲がちゃんとミュージカルになっているのが不思議なところ。 歌い手やアレンジによって、 場面場面に寄り添うことができ…

ブライアン ダフィー写真展 「Duffy/ Bowie-Five Sessions」

ブライアン ダフィー写真展 「Duffy/ Bowie-Five Sessions」を観に目黒のBlitz Galleryへ行って来ました。 住宅街にあるかわいいギャラリーです。 写真展のタイトルの‘5セッションズ’ですが、 ジギー スターダスト アラジン セイン シン ホワイト デューク …

鋤田正義写真展 BLOWS UP David Bowie & Iggy Pop

先日、鋤田正義さんの写真展へ行ってきました。 平日の夕方、ギャラリー滞在中は他にお客さんがいなくて、デヴィッド ボウイの曲が控えめに流れる静かな空間を独り占め。贅沢な時間を過ごしました。 写真、作品を鑑賞するというよりは、 鋤田さん×ボウイ 鋤…

上條淳士さんのイラスト デヴィッド ボウイ

上條淳士さんのイラストです。 David Bowie 1977年のアルバム『LOW』のジャケ写のイメージだと思います。 コートのえりの感じが似ています。 こんなに美しいイラストは、私は他に知りません。 とてもシンプルな線なのに、デヴィッド ボウイの複雑さが表れて…

舞台『LAZARUS』脚本

『LAZARUS』の内容を知りたいのはもちろんなのですが、ボウイさんがきっと何度も何度も読んで確認したこの脚本と同じものを見ている喜びや、去年の今頃どんな気持ちでこの台詞を読んでいたのか一瞬でも体感できれば。 “ラザルス”ってイエスが生き返らせたあ…

David Bowie『ラザルス』「killing a Little Time」「When I Met You」

#3「Killing a Little Time 」 物理的な痛みが精神的な痛みとなり、 どちらがどちらに作用しているかわからなくなる程、ひどく混乱している。 他人の痛みなんてどうせわからないんだから、共感なんてしてほしくないという 怒りの感情をどこへ持っていってい…

David Bowie『ラザルス』「No Plan 」

アルバム『ラザルス』CD2の「No Plan 」 歌詞を読んでも難しく理解できないところがあるので、自分勝手な解釈をするしかなく···。 CD1が、舞台『ラザルス』の主人公を苦しみから解放するというストーリーに沿った作品集であるならば、CD2はそれとはまったく…

デヴィッド・ボウイ76年インタビュー 感想②

ロッキング・オン11月号、デヴィッド・ボウイ1976年のインタビュー記事を読んでの感想。 インタビューの中の、ある言葉がとても腑に落ちたのです。 文脈上の前後関係があるので、その言葉だけここに書くのは気が引けるのですが、 ちょっと紹介させてもらいま…

デヴィッド・ボウイ 76年のインタビューを読んでの感想

デヴィッド・ボウイのベストアルバム、 『ナッシング・ハズ・チェンジド』を発表年代順に聴いていると、 70年代の曲ってすごいと思ってしまう。 もちろん80年代以降も、素晴らしい曲はたくさんあるのですが、 70年代はもう別格なのです。 並外れたとか、突出…

ステステ愛が止まらない! David Bowie「Station To Station」

この曲より素晴らしい曲は、 ほかのどのすごいミュージシャンにも作れない、 宇宙でいちばんかっこいい曲。 ふつうの精神状態では書けない、歌えない ぶっ飛んだ曲だとしか言いようがない。 10分以上あるし、 歌詞も個人的な体験なのか、妄想なのか意味があ…

David Bowie 「America」

年相応で、どこから見ても知的な紳士。 華奢なのに、スーツが似合ってます。 (1930年代のバーバリーツイードのスーツとのこと) ボウイさんがちょっと悲しげな表情で歌う動画を見る度 この曲が気になっていました。 2002年5月にニューヨーク・マンハッタン…

映画『地球に落ちて来た男』を観て

やっと観に行ってきました。 有楽町の角川シネマ。 一日一回の上映で、19:15~の回のみ。 田舎からのこのこ出ていくのは、気が引ける時間帯。 なぜ、夜のみの上映なのか? 観て納得。これはレイトショーでもいいです。 で、映画ですが···、 どの登場人物にも…

持っててよかった YMO BOOK

本棚にありました。「YMO BOOK」。 学研が出していた雑誌「サウンドール」の、今で言うとムックですね。 1983年4月発行と書いてありました。 当時、サウンドールを毎月買っていたと思うのですが、 洋楽の雑誌だったのか、よく思い出せません。 「ジャパン」の…

『Young Americans』→『Station To Station』を通しで聴いてみる

David Bowieのアルバム『ヤング・アメリカンズ』(1975年)を通しで聴いてから、 続けて『ステイション・トゥ・ステイション』(1976年)も通しで聴いてみました。 前後するアルバムが、どうしてこうも違うんだろう? 歌い方も、声も 別人のよう。 『ヤング・ア…

写真展『マーカス・クリンコ David Bowie Unseen』

今日は代官山のギャラリーに 『マーカス・クリンコ David Bowie Unseen』 を見に行ってきました。 マーカス・クリンコさんは、 デヴィッド・ボウイのアルバム『Heathen(ヒーザン)』(2002年)のジャケット写真を手掛けた フォトグラファーです。 『Heathen』リ…

「Everyone Says 'Hi'」 David Bowie

2002年発表のアルバム『Heathen(ヒーザン)』に収められている、 「Everyone Says 'Hi'」。 長い旅に出る君への、手紙のような歌。 ボウイさんの声もとてもやさしい。 デヴィッド・ボウイにはめずらしい、 センチメンタルで、かわいいこの曲をどう聴いたら…