Dancing with an Angel

言葉を見つける追いかけるつかまえる

ステステ愛が止まらない! David Bowie「Station To Station」

この曲より素晴らしい曲は、

ほかのどのすごいミュージシャンにも作れない、

宇宙でいちばんかっこいい曲。

 

ふつうの精神状態では書けない、歌えない

ぶっ飛んだ曲だとしか言いようがない。

 

10分以上あるし、

歌詞も個人的な体験なのか、妄想なのか意味があるのか?

そもそも何で汽車の音から始まる?

リズムが表になったり裏になったり

微妙にずれて表にもどったり。

なかなか歌が始まらなくてやきもきするし。

シン・ホワイト・デュークのご帰還?

ヨーロッパの大砲はここにある?

全く意味がわからないのに

なんて魅力的な言葉なんだろう。

 

取り憑かれたように何度も聴いて、

自分はどこかおかしいのだろうか?と不安になる以上に

幸せでしょうがない。

 

何でこんなに中毒性があるのか、

曲になにか変なものでも仕込んであるとしか思えない。

 

私の中では、

この曲だけは完全に孤立していて

ほかの何とも繋がらない。

特別、とかそういう言葉ではくくれない、

違う次元から来た異物としか思えない。

神経を気持ちよく逆撫でするのだ。

 

心身“Low”なデヴィッド・ボウイが好きなわけではない。

けれどあの時期、あの時代にしか出せなかった、

この曲の持つ例えようもない世界が好きなだけ。

同じ場所に立っていても、デヴィッド・ボウイにしか見えないゆがんだ世界。

いつかその世界の住人になって、内側から見てみたい。

 

そのために、これからも飽きるまで聴くし、

この曲を上手く説明できるようになるまで書き続けると思う。

説明すること自体不可能だとわかっていても

書かずにいられない。

 

 

ステイション・トゥ・ステイション」さえあれば

天国にも行ける。

地獄だってこわくない。

 

 

自分にとってどんな曲かと問われれば、

そんな表現しかできません。

 

 

デヴィッド・ボウイではなく、

シン・ホワイト・デュークが歌う、

1976年の「ステイション・トゥ・ステイション」が聴きたい。

目の前で。

 

 

私のステステ愛が伝わったでしょうか?