Dancing with an Angel

言葉を見つける追いかけるつかまえる

イエス『危機』完全再現公演 YES50

2019年2月22日

東京ドームシティホールにて行われた

エス『Close To The Edge /危機』

完全再現公演に行って来ました。

満員でした。女性のお客さんも1割くらいいました。

 

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エスを聴くようになったのは、結構最近なので

ライブに行くのも今回が初めてでした。

 

『危機』は3枚目に購入したアルバムです。

『Drama 』→『こわれもの』→『危機』の順で。

 

2部構成で、

15分ほどの休憩を挟み、『危機』完全再現が始まりました。

 

鳥のさえずり、水の音から始まり

YESが奏でる天上世界、『危機』の壮大なファンタジーの世界へ一気に入り込んでしまいました。

 

皆、演奏が上手いのはもちろんなのですが

ティーブ ハウの天才的なギターを聴けて良かった!

運指が肉眼で見られるくらいの距離だったので

興奮しました。

毎日の練習を怠らないのでしょうね。

ギターに向き合う姿勢、尊敬します。

 

Vocal のジョン デイヴィソンは、ジョン アンダーソンがその声で作り出した世界も踏襲しつつ、

自分のオリジナルな世界観もそこに落とし込むことができる歌い手という印象を受けました。

 

 

そしてあのふわふわとした動き!

なんだか神様を見ているような感覚に陥り

とても感動しました。

 

 

クリス スクワイアの演奏を生で聴くことは叶わなかったのですが、ビリー シャーウッドがあの独特なベースラインを受け継いでいました。

ビリーさんは前に出ないタイプのように見えましたが、華があるので自然と目で追ってしまいます。

 

エスのオリジナルメンバー、

キーボードのトニー ケイの演奏が聴けて良かったです。歩くのもやっとの感じでしたが、

とてもエネルギッシュな演奏でした。

 

 

メンバーの演奏が素晴らしいのはもちろんなのですが

“危機グリーン”の照明も

スクリーンに映し出されるロジャー ディーンの絵も込みで『危機』の世界なのだと思いました。

 

 

アンコールでは「Roundabout 」ももちろん演奏しました。

 

 

座ってゆっくり聴いて、アンコールで立って盛り上がるというスタイルは、

曲に集中できるし最後は皆で盛り上がるのでとても良かったです。

3時間立ちっぱなしとかもう無理…

 

 

昨年11月のキングクリムゾン@オーチャードホールの公演は制約が多く

何かと緊張を強いられる時間でしたが(笑)、

エスの公演ではリラックス出来て、楽しい時間を過ごすことができました。

 

 

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パンフレットを買ったらイエス50のステッカーが付いてきました。

そして、来場者全員に危機のクリアファイルのプレゼント!

さっそく使わせていただいております。

 

パンフレットは初来日からの公演について、

当時の写真やセットリストとともに詳細が綴られています。

バンドの歴史の参考書としても秀逸です。

 

 

若いメンバーがイエスを尊敬し、曲を大切に演奏しているのがとても良く分かる素晴らしい公演でした。

オリジナルメンバーが変わっても、バンドの魂が正しく受け継がれていれば

進化という形を取りながら存続できるんだなという思いです。

プログレッシブというのはそういうことなのだと思うのです。

 

 

私はアルバム『Drama 』が好きなので、

いつか日本で完全再現してほしいです。